「定年まで働きたい」学生76%

人事ニュース

12月12日 日経産業新聞からの抜粋+一部編集です。

 

———-

 

「定年まで働きたい」学生76%、民間調査、

長期就労を望む声多く、年金受給に不安

 

 

採用支援のレジェンダ・コーポレーション(東京・新宿、藤波達雄社長)によると、2013年春入社予定の学生の76・3%が「定年まで働きたい」と答えていたことが分かった。

安定した年金を受給できるのかへの不安感から、多くの学生が長期就労を望む結果になったと同社は見ている。

 

定年後に受給する年金に期待できるかを聞くと「期待していない」との意見が学生全体の85・9%を占めた。

年金額の見通しは「最低限の暮らしができる額」が39・3%で、「お小遣い程度」が31・0%だった。

一方で「安定した暮らしができる額」は9・8%にとどまった。

 

調査は13年卒の大学生・大学院生1万3490人を対象にインターネットを通じて10月17日から24日にかけて実施した。

学生704人から有効回答を得てまとめた。

 

———-

 

定年まで働きたいと思う学生が、7割を超えているという記事。

当たり前と言えば当たり前の事なのかもしれませんが、昨今の世界市場においては、定年まで働き続ける事も難しい。

だからこそ、不安なのでしょうね。

 

「40歳以上は役職・年収関係なく全員解雇の対象となる…」

 

なんて企業もあるようです。

 

20代や30代ではあまりピンときませんが、年齢が上がれば上がるほど給料も上がる。

と同時に責任も増え、結果も求められるようになる。

新入社員で同期入社した全員が、事業部長になれるわけではありませんからね。

 

大企業であればあるほど難しいですし、毎年優秀な若手も入ってくる。

「社内失業」なんて言葉があり、とあるデータでは暇を持て余している社員が実は2割近くいる…なんて事にも驚きです。

グローバル化もですが、効率化・機械化が進むと、人手が不要になる。

 

これまでの日本企業は、

・あえて機械化を遅らせる事により、雇用を維持してきた

・雇用を守る為に、「○○補佐」などあいまいな役職を創った

というのが歴史としてあります。

 

そういう日本固有の文化も、どんどん変わっていくのでしょうね。

 

 

 

尾登 正幸

ブログ著者:尾登 正幸

埼玉県出身。大学3年生の就職活動期に “人生を楽しむことを手伝える” 仕事での起業を決意。同じ志を持つ仲間と3年後の会社設立を目標として共有し、ノウハウを得るため2006年に人材派遣会社に就職した。2008年12月、仲間と共にRAYERED(株)を設立し、2010年からは代表取締役に就任。ビジョンの共有を核とする人事コンサルティングや、人事適性検査にフィードバックを付けるサービスはリピーターが多い。人事適性検査をフル活用した独自のスキームにより、企業と人のベスト・マッチングを提供している。

レイヤードブログ一覧へ戻る