再雇用者に「ハーフタイム勤務制度」試行、デンソー
1月8日 日刊自動車新聞からの抜粋+一部編集です。
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デンソー、再雇用者対象に「ハーフタイム勤務」試行
デンソーは、4月をめどに60歳以上の再雇用者を対象とした
「ハーフタイム勤務」
の試験運用を開始する。
月の平均稼働日(20日)のうち10日働いてもらう形態で実施する。
試行は一部職場に限定するが、製造、開発、事務などの全職種を対象とすることで改善点を洗い出す。
「トライアルを経て体験者の声を反映することで、しっかりとメリットを感じられるような制度を確立する」
(同社幹部)。
これにより、再雇用者に十分に活躍の場を提供しながら、組織の新陳代謝や体質強化も実現することを目指す。
14年春にも本格導入することを視野に入れている。
ハーフタイム勤務の制度自体は従来も用意していたが、運用実績は無かった。
ただ、現在は政府が年金の支給開始年齢を段階的に65歳に引き上げる方向で法整備に取り組んでおり、13年から希望する全ての定年退職者を再雇用することが求められる。
一方、企業は再雇用者や熟練経験者が増加基調となり、若年層を採用する原資が十分に確保できなくなるケースも出ている。
デンソーの場合は
「現段階で新卒採用へのマイナス影響はないが、一部の部門で組織の新陳代謝が滞る兆候も出ている」(同)。
このため、13年4月から希望者を対象にハーフタイム勤務制度を試験運用し、本格導入に向けた準備作業に入る。
ハーフタイム勤務を有効利用することで、構造問題をクリアしながら日本事業の活性化につなげていく。
入社以降、約40年間にわたって働き続けてきた熟練者の間には
「60歳以降も働き続けたいが、一定の空白期間(=長期休暇)が欲しい」
「社会と関わり続ける一方、趣味などに使う余暇を十分に確保したい」
という希望も根強い。
デンソーはそうしたニーズも汲み取りながら、最適な制度を作り込む。
労働組合や従業員との協議を丁寧に重ね、本格導入に向けた制度形態、時期などを見極める。
自動車メーカーでは、既にトヨタ自動車がハーフタイム勤務の導入を検討している。
主要納入先のトヨタや、中部地区の部品メーカーの代表格であるデンソーが導入準備や検討作業を始めたこともあり、今後は中部のサプライヤー各社で同様の取り組みが広がりそうだ。
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「ハーフタイム勤務制度」
政府の動きに合わせ、また特徴的な人事制度が出現致しました。
制度自体はあったようですが、運用実績がなっかったようですね。
年金の支給開始年齢の引き上げや、65歳までの雇用義務も重なり、制度の運用を決めたようです。
今はまだ試作段階との事ですが、機能すれば他社にも広がる可能性は十分に考えられます。
今後の動きに注目ですよね。