サービス受注でフィリピン成長、海外企業の事務処理

人事ニュース
2月1日 日本経済新聞からの抜粋+一部編集です。
 
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サービス受注でフィリピン成長、海外企業の事務処理
 
 
英語を公用語とするフィリピンで、海外企業から事務処理などを請け負うビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)が経済成長の原動力に育ってきた。
 
雇用は拡大し、取得水準も上昇。
 
個人消費の強さに直結している。
 
海外出稼ぎ労働者の送金頼みの経済構造から脱却するも兆しが見える反面、増え続ける労働力の吸収には製造業の誘致が必要との指摘がある。
 
 
マニラ首都圏のオフィスビルの一室。
 
 
数十人のフィリピン人看護師が黙々とパソコンに打ち込むのは、米国の病院の診療記録だ。
 
患者の名前、病名など米国人医師が口述した診療内容をヘッドホンで聞き取り、文字に起こす。
 
記録はすぐに米国に送り返し、翌日にはデータができあがる。
 
 
米国では診療記録の電子化が進んでおり、米景気の減速感が強まる中で人件費が安いフィリピンへの委託が増えている。
 
海外で看護師を目指す人が多いため、看護師資格を持った人材の確保もしやすい。
 
 
人口が1億近いフィリピンには若い労働者が豊富で、マニラ首都圏以外にもセブ島など郊外に進出するBPO企業が増えている。
 
 
米IBMはフィリピンをBPOなどの重要拠点と位置付けている。
 
日系の「CCKシティーネットワーク」は5年前にマニラ首都圏に拠点を開設。
 
従業員は5年で400人と20倍になり、数年後にさらに倍増させる計画だ。
 
 
フィリピンビジネス・プロセス協会(BPAP)によると、2012年のBPO・IT(情報技術)関連の総売り上げは134億ドル(約1兆2200億円)と、国内総生産(GDP)の6%に達したもよう。
 
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フィリピンに限らず、今後は海外への事務処理以降が進んでいく事と思います。
 
日本人でなくてもできる仕事と言うのは、やはり人件費の安い海外へと流れがちですよね。
 
 
日本人であることが故の優位性。
 
もっと言えば、自分自身であることが故の優位性。
 
それを突き詰めていかねば、単純作業を始めとした仕事は、どんどん海外へと流れて行ってしまいますよね。
 
 
 
尾登 正幸

ブログ著者:尾登 正幸

埼玉県出身。大学3年生の就職活動期に “人生を楽しむことを手伝える” 仕事での起業を決意。同じ志を持つ仲間と3年後の会社設立を目標として共有し、ノウハウを得るため2006年に人材派遣会社に就職した。2008年12月、仲間と共にRAYERED(株)を設立し、2010年からは代表取締役に就任。ビジョンの共有を核とする人事コンサルティングや、人事適性検査にフィードバックを付けるサービスはリピーターが多い。人事適性検査をフル活用した独自のスキームにより、企業と人のベスト・マッチングを提供している。

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