内定者の26.7%が「将来転職」、大学生協連の実態調査
2月14日 日経速報ニュースからの抜粋+一部編集です。
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内定者の26.7%が「将来転職」 大学生協連の実態調査
就職活動で内定を得た大学生の26.7%が将来の転職や中途退職を考えていることが全国大学生活協同組合連合会(東京)の「学生生活実態調査」で14日までに分かった。
終身雇用や年功序列制が揺らぐ中、学生の側もクールに自分の就職先をとらえていることが浮き彫りになった。
調査は昨年秋に実施。
全国30大学の学生8609人が回答した。
内定を得た大学4年生のうち
「卒業後最初の就職先からの転職や中途退職を考えている」
と答えたのは26.7%。
就職で何が不安かを聞いたところ
「仕事が続けられるか」
を挙げたのは4年生全体の28.5%で、1年前より5.1ポイント増えた。
また女子学生全体の11.7%が
「結婚や妊娠を機に退職したい」
と答え、専業主婦志向の強まりも明らかになった。
同生協連全国学生委員会の鈴木隆介副委員長は
「厳しい就職状況の中、なりたい職種をあきらめ、取りあえず内定を得ようという学生が増えている」
と分析した。
下宿生の経済状況については、仕送りの平均は月6万9610円で、6年連続で減少。
仕送りゼロの割合は4年連続で10%を超えた。
一方、アルバイト収入は月2万3100円で2011年より1560円増えた。
暮らし向きについて「大変楽」「楽な方」と答える学生が合わせて50.5%となり、調査記録が残る1980年以降、初めて過半数に達した。
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とりあえず内定を得ようとする気持ち、分からなくもないです。
しかし、それは結局入社後に自分の首を絞めてしまう事にもなるのですよね。
やりたいことがなくても、働かなくてはダメな事は良く分かります。
それでも、少なからず自分なりに納得のいく答えを持っておかないと、長くは続きませんよね。
転職をしようと考える事は、悪い事ではありません。
しかし、いわゆる「転職に成功した」と言われる方と、少数だと思うべきなのですよね。
転職前と同じ給料を貰えれば御の字、上がるのは数が限られ、多くは下がるのが通例です。
転職の問題は、金銭面だけではなく「人間関係・環境」にも大きく影響します。
慣れ親しんだ人間関係や環境を手放し、また一から築き上げていく事は、実は結構精神的な負荷がかかるのですよね。
新しい環境に身を置くというのは、ある程度の覚悟が必要なのです。
でなければ、短い期間で再度転職をする…なんて事にもなりかねません。
一生身をささげるにしろ、転職をするにせよ、自分の信念に従った決断をしてほしいですね。