【人事適性検査 人事の歴史1】
【人事適性検査 人事の歴史1】
RAYEREDは、人事適性検査のご紹介を中心に業務を行っております。
今でこそ、人事適性検査というのはたくさん世に出回っております。
その数、少なくとも80種類以上。
内容も様々で、目的に応じて使い分けるべきですよね。
人事適性検査を知る為には、まずは「人事」の事を知るべきであると思っています。
現代社会に至るまで、人事も色々と変化しています。
「人事」の歴史を知る事は、現代社会においても役立ってくれるはずです。
「人事」の世界にも、先人の教えを学ぶ事は重要であり、過去の事例に触れる事は重要であり、それが将来予測の力へと変わるものだと思います。
また、「人事」にも歴史があるように、「人事適性検査」にも歴史があるように思います。
そこで、ホームページのblogという場面を使い、人事に関して、そして人事適性検査に関して色々と見ていきたいと思います。
人事の歴史を見る事で、人事適性検査の事もイメージがつかめてくると思います。
人事の歴史を見ていくのに、やはり外せないのは
「日本の経営」
「新・日本の経営」
※両書ともジェームス・C・アベグレン著
ではないでしょうか。
大変勉強になる書籍です。
こちらの書籍に沿って、お話できればと思っております。
【日本の経営 著者:ジェームス・C・アベグレン】
第1章 アジアの工業―日本の事例
第2章 決定的な違い―終身の雇用
第3章 人材の採用
第4章 報酬と報奨の制度
第5章 職階、昇進、公式の組織
第6章 従業員の生活に占める企業の地位
第7章 日本企業の生産性
第8章 日本産業の継続性と変化
◇第1章まとめ
・日本から学ぶ
①工業化がどのように可能になったのか
②日本の工業化が何をもたらしたのか
・日本の事例を学ぶ事で、他の非欧米諸国に産業技術を導入する際に、どのような種類の問題にぶつかりうるかについて、有益なヒントが得られるだろう…という見解
第1章では、日本の工業化についての話でした。
日本がどのようにして、工業化に成功したのか。
それを紐解く事で、新興国でも工業化が可能なのではないか…という事です。
後々にまた記事にしますが、
日本が工業化に成功したのは、欧米諸国のやり方をそのまま真似したからではない
日本の文化や風習を重んじ、欧米諸国のやり方を日本式にアレンジした事で成功している
と説いています。
欧米諸国の成果主義を、そのまま日本に導入してもうまくいかなかったり。
それを、この本では少しづつ明らかにしていくのです。
これは、現代社会にも言える事ですよね。
逆に言えば、日本の価値観・文化をそのまま海外に輸出しても、うまくいかなかったりします。
これらの背景には、もちろん「人材」も関わってきます。
将来的には、「人事適性検査」にも関わってくる事です。
社会が変れば、求める人材も変わってくる。
それに合わせて、人事適性検査も変わってくる。
そう思います。
第1章は、主に問題提起。
次回は、「第2章 決定的な違い―終身の雇用」です。