組織をスポーツチームとして捉えてみる:人事目線での現場のリアル
適性検査を用いて組織のコンサルティングをすると、様々な人間模様が見えてきます。
今回は「組織をスポーツチームとして捉えてみる」という話。
ヒトが複数集まれば、育ってきた環境も違いますし、様々な価値観がそこには存在します。
組織と言うのは、常に変化するものです。
外部環境が変わっても内部環境が変わっても、組織は変化します。
それは、組織に属するヒトが一人でも変わると、変化してしまうものなのです。
強いスポーツチームがそのシーズン優勝しても、来シーズンも優勝できるとは限らない。
メンバーが変わるかもしれないし、自チームが変わらずとも対戦チームは代えてくるかもしれない。
全てのチームに変化がなかったとしても、人間なので、モチベーションや健康面での浮き沈みもある。
組織は、毎日変化するといっても過言ではありません。
だからこそ、強いチームを創る為には、常に選手の状態を把握しておく必要があるのです。
体調、身体能力、メンタル状況。
さらには、特徴や個性。
これは、経済界における組織でも同じ事です。
採用時や組織分析における適性検査の結果を見ても、それがよく分かります。
今までうまくいっていた組織が、ヒトの入れ代わりがあるだけで脆弱になる。
ベテランの社員が一人辞めるだけで、まとまりがなくなる。
これは、どの組織においても起こりえる現象です。
組織のことを考えようと思ったら、スポーツチームの事を想像してみるのも良いかもしれませんね。