飲みニケーションは万人向けではない…結局は、日ごろの仕事ぶり・尊敬・信頼が大事:人事目線での現場のリアル
適性検査を用いて組織のコンサルティングをすると、様々な人間模様が見えてきます。
今回は「飲みニケーションは万人向けではない…結局は、日ごろの仕事ぶり・尊敬・信頼が大事」という話。
ヒトが複数集まれば、育ってきた環境も違いますし、様々な価値観がそこには存在します。
お酒が入ると、饒舌になる。
ご飯を食べながらだと、お互い本音が話せる。
そう思っている上司の方、多いのではないでしょうか。
しかし、これは間違っていると言えます。
正確には、万人向けではない…という事でしょうか。
そこには、様々な理由が存在します。
1:そもそもお酒が好きではない、飲み会が嫌い
こういう方にとって、飲み会というのは苦痛でしかありません。
2:できるだけ、社内の人間との関わりは薄くしたい
全員が全員、社内の人間と仲良くなろうとは思っていません。
職場は職場と割り切っている人はいます。
3:内向的な性格、真面目な性格
お酒を飲んで変わる人もいれば、常に気を張っている人もいます。
お酒を飲んだからと言って、本音が出てくるとは限りません。
4:上司が嫌い、尊敬していない
根本的な部分がダメなので、お酒を飲んでも対して意味がありません。
そもそも飲みたいと思わないし、話したいと思いません。
それは、優秀な人材であればあるほど、その傾向が強いように思います。
結局のところ、一番大事なのは普段の行いなのです。
仕事に対する誠実さ、情熱。
上司として信頼できる人か、尊敬できる人か。
部下は、上司の事を良く見ていますし、聞いています。
仕事ぶりも、普段の行動も、周囲への言動も。
自分の上司たるにふさわしい人物かどうか、厳しい目で選別しているのです。
お酒ではありません。
まずは、毎日の業務を一生懸命こなす事。
基本的なことではありますが、実はそれが一番重要なことなのです。
上司への尊敬や信頼があって初めて、飲みニケーションは成立するのではないでしょうか。
ただし、人によっては飲みニケーションはストレスの原因にもなります。
話をしたいからと言ってお酒の場に無理に誘うのは、得策ではありません。
一人ひとりの性格や特徴を把握し、対応をかえていく。
それが、上司には求められているのです。