お土産を毛嫌いする社員もいる…それがストレスのたまる原因になる:人事目線での現場のリアル
適性検査を用いて組織のコンサルティングをすると、様々な人間模様が見えてきます。
今回は「お土産を毛嫌いする社員もいる」という話。
ヒトが複数集まれば、育ってきた環境も違いますし、様々な価値観がそこには存在します。
出張をしたり、長期休暇を取って旅行に出かけたり。
そんな時、職場の事を気遣ってお土産を買ってきたりするものですよね。
このお土産。
実は、マイナスに作用する事もあったりします。
通常、お土産を買って来たら、皆に配ろうとしますよね。
場合によっては特定の場所においておき、勝手に取っていってくれ…ということもあるでしょう。
心理的に言えば、全員に配るべきであり、そうしようとしますよね。
しかし、実はここにストレスをためさせる原因があったりします。
職場には、
◇誰とも関わりたくない
◇話しかけて欲しくない
◇仕事は仕事と割り切っている
というような人がいたりします。
そんな人にとっては、お土産を渡されるというのは、実は嫌だったりします。
謙遜しているわけではなく、遠慮しているわけでもなく、本当にいらないのです。
通常、お土産は全員に渡したいし、そうするのが当たり前のように思います。
しかし、それが迷惑だと思われる可能性もあるのです。
これは、先輩・同僚・部下に限りません。
どんなお土産でもいらないという方もいれば、ある特定の人(嫌いな人)からはもらいたくない方と、状況は様々です。
「お土産は買ってくるもの、全員に配るもの、渡すもの」
それは実は、自分の凝り固まった価値観であるのですよね。
相手にとって、それが良しとは限らない。
お土産一つとっても、相手に合わせる必要があります。
渡さなければ失礼になることもあるし、渡しても迷惑がられる事もある。
人を自分の価値観でまとめるのではなく、一人ひとり考え方が違うのだという事を理解する事が重要です。