お土産を毛嫌いする社員もいる…それがストレスのたまる原因になる:人事目線での現場のリアル

人事適性検査

適性検査を用いて組織のコンサルティングをすると、様々な人間模様が見えてきます。

今回は「お土産を毛嫌いする社員もいる」という話。

ヒトが複数集まれば、育ってきた環境も違いますし、様々な価値観がそこには存在します。

 

出張をしたり、長期休暇を取って旅行に出かけたり。

そんな時、職場の事を気遣ってお土産を買ってきたりするものですよね。

このお土産。

実は、マイナスに作用する事もあったりします。

 

通常、お土産を買って来たら、皆に配ろうとしますよね。

場合によっては特定の場所においておき、勝手に取っていってくれ…ということもあるでしょう。

心理的に言えば、全員に配るべきであり、そうしようとしますよね。

しかし、実はここにストレスをためさせる原因があったりします。

 

職場には、

 ◇誰とも関わりたくない

 ◇話しかけて欲しくない

 ◇仕事は仕事と割り切っている

というような人がいたりします。

 

そんな人にとっては、お土産を渡されるというのは、実は嫌だったりします。

謙遜しているわけではなく、遠慮しているわけでもなく、本当にいらないのです。

 

通常、お土産は全員に渡したいし、そうするのが当たり前のように思います。

しかし、それが迷惑だと思われる可能性もあるのです。

これは、先輩・同僚・部下に限りません。

どんなお土産でもいらないという方もいれば、ある特定の人(嫌いな人)からはもらいたくない方と、状況は様々です。

 

「お土産は買ってくるもの、全員に配るもの、渡すもの」

 

それは実は、自分の凝り固まった価値観であるのですよね。

相手にとって、それが良しとは限らない。

 

お土産一つとっても、相手に合わせる必要があります。

渡さなければ失礼になることもあるし、渡しても迷惑がられる事もある。

人を自分の価値観でまとめるのではなく、一人ひとり考え方が違うのだという事を理解する事が重要です。

 

 

尾登 正幸

ブログ著者:尾登 正幸

埼玉県出身。大学3年生の就職活動期に “人生を楽しむことを手伝える” 仕事での起業を決意。同じ志を持つ仲間と3年後の会社設立を目標として共有し、ノウハウを得るため2006年に人材派遣会社に就職した。2008年12月、仲間と共にRAYERED(株)を設立し、2010年からは代表取締役に就任。ビジョンの共有を核とする人事コンサルティングや、人事適性検査にフィードバックを付けるサービスはリピーターが多い。人事適性検査をフル活用した独自のスキームにより、企業と人のベスト・マッチングを提供している。

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