世界の成功者たちが「毎日同じ服を着る」興味深い理由…「意志力の科学」
アップルの共同創業者、スティーブ・ジョブズ氏。
FacebookのCEO、マーク・ザッカバーグ氏。
そして、オバマ大統領。
毎日同じ服を着ているというのが、話題になりましたよね。
それは、決断の数を徹底的に削減し、「決断疲れ」を回避している為であると言います。
出来るだけ決断の数を減らす事を意識しているようですね。
最も、それも科学的にも理にかなった方法のようなのです。
以前読んだ書籍にも、そのような事が書かれていました。
本によれば、
「意志力は、筋肉と同じようなもの。
使いすぎると疲弊し、訓練によって強化できる。」
というものであると。
意志力と言うのは、筋肉に似た形で消耗するものである…というのです。
意志力は、「決断」をする時や「我慢」をする時に使用されます。
興味深いのが、意志力の出所というのは、1つしかないという事。
「決断」をしても「我慢」をしても、意志力は疲弊してしまう。
意志力が疲弊してしまうと、集中力が続かなかったり、誘惑に負けやすくなります。
成功者が極力「決断の数」を減らそうとしているのは、限りある意志力を重要な局面で使用したい為ですね。
服の選択など、大して重要ではない決断に関しては、極力避けているのでしょう。
集中力が失われた状態での決断は、リスクが高まります。
誘惑に負けやすい状況では、仕事にも身が入りません。
意志力と言うのは、筋肉と同じなので、使いすぎると機能が低下してしまうのです。
何かを成し遂げたいと思ったら、1つの事に集中することも大事です。
禁煙とダイエットを同時に成功させようとするのは、困難が伴います。
「意志力」のタンクが同じなので、両方を抑制するのには相当の意志力が消耗する為です。
意志力のコントロールが必要になってくるのではないでしょうか。
意志力という見方から言えば、新年の抱負も、数が多すぎるとどれも失敗に終わります。
理想は、目標は1つに絞って、それに注力する事。
多くても2つ~3つくらいに絞らないと、どれも失敗してしまいます。
意志力を重要な局面以外であまり使わないようにする。
小さなご褒美で意志力の回復を図る。
意志力もマネジメントできるようになると、仕事のやり方も変わるのではないでしょうか。