第144回:黎明の会…「スパイシステム」「米国諜報機関」「スノーデン氏について」など
先日、黎明の会に出席して来ました。
テーマは、「NSAと盗聴問題」。
あまり表に出てこないであろう、「情報」に関する内容でした。
講師は、中川十郎氏。
日本ビジネスインテリジェンス協会の理事長です。
いつくかのテーマに分けて、お話して下さいました。
「米国NSA(米国家安全保障局)の情報盗聴問題」
「米国NSAの情報盗聴問題」
「米国諜報機関の情報収集問題」
「米国諜報機関の情報不正入手問題」
等、多岐にわたりました。
普段触れる事のない分野というか、知ることの出来ない世界です。
新聞など、既に公表されている情報を中心にお話を伺う事ができました。
◇世界最大の傍聴・盗聴組織、ECHELONについて
◇世界最大のアンテナは、実は日本にあること
◇アングロサクソン5ヵ国(米国・英国・カナダ・豪州・ニュージーランド)によって、
日夜、世界の通信傍受・盗聴が行われている事
◇米国政府と12のICT企業は、深い関係にある事
など、目からうろこというか、聞いた事のない話がたくさんありました。
独のメルケル首相の携帯電話が傍受されていたという話や、以前話題になったスノーデン氏の話なども、非常に興味深いものでした。
情報に関する認識を、我々日本人はもっと強めていかねばなりません。
海外では、当たり前のように教育もされていると聞きます。
日本において、情報に関する教育と言うのはあまり聞いた事がありません。
これは、経済界にも言える事なのではないでしょうか。
自分の事を知るということは勿論、相手の事も知る。
いかにして良質な情報を入手し、自社に役立てていくのか。
それが、企業の未来を決める事になるかもしれません。
スパイシステムや諜報機関の話など、非常に興味深いものでしたが、それ以上に「情報の大切さ」を痛感致しました。
それこそ、スパイを使ってまで死に物狂いで情報を収集する。
いかに「情報」が戦局を分け、国益を担っているのかが良く分かります。
採用のコンサルティングを行っているクライアントにも、より良い情報を提供できるようにしていきたいですね。