適性検査①:適性検査はお客様アンケートと同じ

人事適性検査

 

適性検査に関して、色々とご紹介していきたいと思います。

ニッチな商品・業界だからこそ、よく知らないという方も多いのではないでしょうか。

 

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【適性検査に関して】

① 適性検査はお客様アンケートと同じ

② 適性検査の選び方、目的に応じた使い分けを

③ スポーツ業界から学ぶ適性検査の必要性、スカウティングの重要性

④ 使いこなせていない適性検査、導入するだけでは弱い

⑤ 業界初のサービス【適性検査+フィードバック】

⑥ 適性検査の死角、限界

⑦ IT化が進んで効率化されても、採用の本質的な部分は変わらない

  ~人間は感情・理性のある「ナマモノ」であり、機械ではない~

⑧ 適性検査を売っている営業マンも、実は使いこなせていないし理解していない

⑨ 適性検査の価格

⑩ 人材派遣・人材紹介ビジネスの矛盾、マッチングは興味無し、知識も無し

※追加 ⑪採用時における適性検査の導入事例

※追加 ⑫組織分析における適性検査の導入事例

⑬ まとめ:適性検査って結局どうなの?

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① 適性検査はお客様アンケートと同じ

 

RAYEREDでは、主に適性検査の導入のご提案を行っております。

採用時に使用するものもあれば、組織の現状分析に使用するものもあります。

用途は様々で、使い方次第では非常に有益な情報を入手する事が出来ます。

 

適性検査と聞くと拒否反応が出る方もいるかもしれませんが、要は「情報収集」なのですよね。

ある意味、マーケティングの一種とも言えるかもしれません。

何かを買おうとした際、何かを導入しようとした際は、ほとんどの方が情報を入手してから行動に移すと思います。

その「ヒト」バージョンが、適性検査なのですよね。

 

採用時というのは、客観的な情報が少ないものです。

履歴書やエントリーシートが主な情報源ですが、客観的とは言えません。

自ら記入しているものですし、採用されたいという気持ちから、内容が誇張されている可能性も十分あり得ます。

それを実際の目で確認する時間も、非常に限られています。

 

これは後々述べる予定ですが、スポーツ業界のスカウティングに比べて、格段にデータも時間も少ないのが経済界の採用活動なのです。

非常に判断が難しいし、観察眼や質問力なども問われます。

足りない情報を補ってくれるものの1つ、それが適性検査なのですよね。

 

色々とお話を伺っていると、適性検査を導入していても、実はあまり使いこなせていないという企業が数多く存在します。

理由は様々ですが、

 

・昔から継続して使用している為、流れで使用している

・適性検査を使用しているが、見方が良く分からない

・人事部に異動してきたものの、社内に適性検査が分かる人物がいない

・適性検査の回答用紙をFAXで送り、返信が来る…それだけ

・適性検査が表示しているマッチング率の高さや向き不向き、得点の高いものを採用している

・面接時に使用したら、それ以降は使用しない

 

などなど…。

これは、非常にもったいない事だと思います。

 

企業が顧客管理の一環で、お客様に対してアンケートを取ったりする事もあるかと思います。

顧客管理をする事で、今後の営業活動にいかしていく…と言うのが目的ですよね。

適性検査も、お客様アンケートと目的や用途は同じなのです。

 

そもそも、なぜお客様アンケートを取るのでしょうか。

 

売上を上げる為、お客様の事を知ってリピーターになって頂く為、不平不満を知って改善していく為…。

色々と言い方や目的はあるかと思います。

 

まとめると、

「お客様の情報を収集し、分析する事により、お客様の特徴やサービスの優れた点・課題等を抽出し、今後の企業活動に役立てていく為」

という感じでしょうか。

 

適性検査も同じなのです。

「お客様(採用時であれば候補者)の情報を収集し、分析する事により、お客様の特徴を抽出し、今後の企業活動に役立てていく為」

に受検してもらうのです。

 

組織分析であれば、組織の情報を収集し、分析…となります。

適性検査で得られる情報は、候補者へのアンケート調査の結果であり、まさに特徴なのです。

 

通常、お客様アンケートを実施した際、結果を分析するかと思います。

お客様の特徴、購買履歴・傾向、来店頻度や時間、お店に対する意見など…。

アンケートを取っただけで終わりではないはずです。

「良かった・普通・悪い」という質問項目に対し、「良かった」に○をつけていたからOK…ではなく、どういう点が良かった・どういう点が悪かったとか、詳細を聞いたりもしますよね。

アンケートはお客様(現場)の声であり、重要な情報である事は、誰もが理解している部分だと思います。

 

適性検査も同じで、ただ結果が良かったから終わり…ではないのです。

ヒトであれば尚の事、特徴は1人ひとり違います。

結果が良かったから採用…ではなく、その人がどんな特徴を持っているのか、自社に適しているのか、どんなタイプなのか、分析する必要があるのです。

分析せずに結果だけを見て採用する…ここ部分に、ミスマッチングが生まれる要因の1つがあります。

 

適性検査の結果を見るだけで、特に分析しようとしない。

詳しく読み取ろうとしない。

もしくは、読み取れない。

 ※適性検査をご紹介した企業・営業マンが悪いケースも多々あります

お客様(受検者)の貴重な情報なのに、特に気にかけていない。

顧客管理の為のアンケートは分析するのに、適性検査の結果は分析しようとしない企業が圧倒的に多いのです。

 

適性検査には、非常に多くの情報が詰まっています。

 

「営業職向き」という結果も、「新規獲得営業向き・ルート営業向き」では全然異なります。

「事務職向き」という結果も、「自主的に仕事をする事務職・仕事に対して受け身な事務職」もいます。

素質はあってもモチベーションが低かったり、モチベーションが高くても素質はあまりよくなかったり。

さらには、面接では見えにくい部分ですが、うつ病の傾向やプライベートで悩んでいる事も予測できたりします。

 

ただ単に結果指標を見るだけでは分からない部分も、しっかりと読み込めば、様々な情報が浮かび上がってくるのです。

 

アンケートの重要性は、誰しもが理解している部分だと思います。

だからこそ、適性検査(受検者への「性格・行動特性・モチベーション」アンケート)も、非常に重要なのです。

適性検査を読み込む事・分析する事は、採用活動においては必須とも言えるのですよね。

 

「適性検査はお客様アンケートと同じ」

 

ご理解頂けたでしょうか。

次回は、「適性検査の選び方、目的に応じた使い分けを」をテーマに、ご紹介していきたいと思います。

 

 

 

尾登 正幸

ブログ著者:尾登 正幸

埼玉県出身。大学3年生の就職活動期に “人生を楽しむことを手伝える” 仕事での起業を決意。同じ志を持つ仲間と3年後の会社設立を目標として共有し、ノウハウを得るため2006年に人材派遣会社に就職した。2008年12月、仲間と共にRAYERED(株)を設立し、2010年からは代表取締役に就任。ビジョンの共有を核とする人事コンサルティングや、人事適性検査にフィードバックを付けるサービスはリピーターが多い。人事適性検査をフル活用した独自のスキームにより、企業と人のベスト・マッチングを提供している。

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