「採用学」日本でも研究
10月4日 日本経済新聞からの抜粋+一部編集です。
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【「採用学」日本でも研究】
来春の大卒入社予定者の内定式がピークを迎えているが、採用期間が短くなる中でどうすれば優秀な学生を採用できるのか、企業は頭を悩ましている。
この疑問に科学的に答えを出そうと、経営学者や企業の採用担当者らが共同研究に乗り出す。
9月26日には、就職活動を終えた学生も交え、採用活動の現状や課題を議論する第1回の研究会が開かれた。
企業の採用活動は米国では経営学の一分野として研究が進んでおり「募集」「選抜」「組織化(新人教育)」のそれぞれに専門家がいる。
「面接や筆記試験などの選抜方法で、どれだけ正確に能力を見抜けるかについても大量のデータを用いた実証研究がある」
(横浜国立大学の服部泰宏准教授)
という。
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就職活動の期間が短くなる中で、いかに優秀な人材を見つけ、見抜き、採用するか。
これは、どの企業においても共通の課題とも言えます。
私は「採用」をメインに仕事をしております。
採用というのは非常に奥が深く、企業の行く末を左右する非常に重大なプロジェクトである…と思っています。
手間と時間をかけ、採用活動というのは行っていくべきなのです。
「採用」の重要性は、スポーツ業界を見ても明らかですよね。
野球においては、長い年月をかけてプロのスカウトマンがドラフト候補を絞ります。
打率・盗塁数など客観的なデータを大量に取得し、かつ実際に試合も観戦してチェックします。
サッカーにおいても、プロのスカウトマンが客観的なデータと自分の目で何度も確かめます。
以前記事にしましたが、野球の野村克也元監督もスカウトの重要性は説いておりましたし、サッカークラブのFCバルセロナも、才能のある選手を入団させ、育成する事の重要性を説いておりました。
なぜそのような事をするのかというと、
「人材によって勝ち負けが大きく左右されるからである」
という事に他なりませんよね。
ペナントレースで優勝する為には。
リーグ戦、チャンピオンズリーグで優勝する為には。
その為には、まずは人材が重要であるという事です。
FCバルセロナの言葉を借りれば、
「才能ある選手を入団させ、育成する」
という事です。
ただし、個人個人の能力が高い…というだけでは、強い組織は作れません。
個人能力の高さは重要ですが、基本的にはチームの戦略・戦術に合っているのかどうか。
個人の能力に加え、進もうとしている方向性にマッチしているか…が重要になってきます。
これは企業にも言えることで、個人の能力の高さはもちろん、経営理念や方針にマッチした人材を採用する事。
これが、競争に勝ち残って行く為には重要なことなのですよね。
「採用学」は、非常に興味がありますね。
今後の動きに注目していこうと思います。