森永製菓、外国人採用増…「ダイバーシティ推進担当」新設、「ダイバーシティ推進委員会」常設

人事ニュース

9月3日 日経産業新聞からの抜粋+一部編集です。

 

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【森永製菓、外国人採用、幹部に育成、交流通じ社員に国際感覚】

 

森永製菓が外国人の採用・育成に本腰を入れ始めた。

現在、数%しかない海外売上高比率を2015年3月期に1割に引き上げる目標を設定。

海外展開を本格化するにあたり、現地で経営を担う人材が必要となるのに備える。

“内弁慶”が多い食品業界でもグローバル人材の育成が大きな課題になり始めた。

 

9月にはインドネシアで合弁会社を設立して、東南アジア市場にも進出する予定だ。

海外拠点の増加に伴い、現地での業務を統括できる優秀な人材の育成が急務となった。

 

12年4月、人事総務部内に外国人採用を受け持つダイバーシティ推進担当を新設。

初めての採用試験には100人を超える応募があり、筆記試験と面接を経て中国出身の3人を総合職で採用した。

 

女性の活用にも力を入れている。

新卒社員の女性比率はこれまで3割にとどまっていたが、今年は半数に増加。

女性管理職の比率は00年度の2・1%から12年度は5%に増えた。

現場での意見をくみ取ろうと今年、ダイバーシティ推進委員会を常設にした。

 

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食品業界にも、グローバル社会の影響が出てきているようです。

 

・海外の売上高比率を上げる

・人事総務部内に「ダイバーシティ推進担当」を新設

・「ダイバーシティ推進委員会」を常設…女性の新卒、管理職比率を増加

 

との事ですね。

大手企業を中心に、このような流れが起きています。

 

どの影響にも、「人」が関わってきていますよね。

企業は「人」だと言いますが、それは現代社会においても変わらないように思います。

 

この中で特に苦労しそうなのが、やはりダイバーシティ関連。

他国の文化を認め、理解するというのは、日本人にとってはあまりなじみのないことかもしれません。

島国のDNAともいえますし、長い年月をかけてグローバル社会に対応していく他ないのではないでしょうか。

 

7年後の東京オリンピックは、ちょうど良いきっかけになりますよね。

外国の方が多く来日されると思うので、英語を学ぼうとする方も増えるかと思います。

それに、日本の事に興味を持ってくれる外国の方も、増えるかもしれません。

 

そうなれば、海外とのビジネスも活発になりそうですし、更にグローバル社会へと突入していきそうですよね。

まだ時間はあるので、企業としても個人としても、グローバル対策は始めるべきだと思います。

 

 

 

尾登 正幸

ブログ著者:尾登 正幸

埼玉県出身。大学3年生の就職活動期に “人生を楽しむことを手伝える” 仕事での起業を決意。同じ志を持つ仲間と3年後の会社設立を目標として共有し、ノウハウを得るため2006年に人材派遣会社に就職した。2008年12月、仲間と共にRAYERED(株)を設立し、2010年からは代表取締役に就任。ビジョンの共有を核とする人事コンサルティングや、人事適性検査にフィードバックを付けるサービスはリピーターが多い。人事適性検査をフル活用した独自のスキームにより、企業と人のベスト・マッチングを提供している。

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