グーグル日本法人が募集、社会人向けインターン、「再挑戦の人材来たれ!」

人事ニュース

8月28日 日本経済新聞からの抜粋+一部編集です。

 

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【再挑戦の人材来れ、グーグル日本法人が募集、社会人向けインターン】

 

グーグル日本法人(東京・港)は再チャレンジを目指す社会人向けのインターンを実施する。

出産・育児でやむを得ず退職したり、起業がうまくいかなかったりした人材を登用。

正社員への採用を前提に週30時間程度の実務を担ってもらう。

経験豊富だが復職をためらっている優秀な人材を発掘する。

 

募集するのはネット広告の営業担当社員。

大学卒業以上で、最低5年程度の営業経験がある人材を対象とする。

 

インターンの期間は今年11月から5カ月程度。

顧客企業への広告提案や市場分析など、グーグルの正社員と同じ業務を担当する。

勤務時間は正社員の75%程度の週30時間。

インターン期間が終わった後は、通常の選考基準に沿って採否を判断する。

採用する人員は最大15人を予定しているという。

 

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素晴らしい試みだと思います。

 

日本は世界に比べて起業数が少ないと言われていますよね。

人口数等比率を加味しても、その傾向は変わらないようです。

 

安定志向の国民性、文化であることが影響しているかと思いますが、やはり失敗した後の事が気になる…というのも大きいように思います。

 

日本は、再チャレンジが難しい国と言われています。

企業に入社する為には、やはり新卒が強く、第二新卒でも厳しくなっている状態。

新卒で入社できなかった若者が正社員になるためには、相当な努力が必要なだけではなく、企業側の体制も問題になってきます。

 

現に、グローバル社会の影響もあり、昨今は雇用の流動性が高くなってきました。

非正規社員の比率も、過去最高値となっています。

 

また、起業した後に失敗した場合、社長の財産が全て没収される。

最近では変わろうとしている傾向にありますが、まだまだ海外に比べて厳しい事には変わりありません。

リスクの高さから、起業しようと思わなくなるのでしょうね。

 

日本で起業する方を増やすには、企業が再チャレンジの人材を受け入れる体制、国がサポートするなど、まだまだ色々な対策が必要なのだと思います。

時間はかかりそうですけれども。

 

 

尾登 正幸

ブログ著者:尾登 正幸

埼玉県出身。大学3年生の就職活動期に “人生を楽しむことを手伝える” 仕事での起業を決意。同じ志を持つ仲間と3年後の会社設立を目標として共有し、ノウハウを得るため2006年に人材派遣会社に就職した。2008年12月、仲間と共にRAYERED(株)を設立し、2010年からは代表取締役に就任。ビジョンの共有を核とする人事コンサルティングや、人事適性検査にフィードバックを付けるサービスはリピーターが多い。人事適性検査をフル活用した独自のスキームにより、企業と人のベスト・マッチングを提供している。

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