インターン実施企業1.7倍、様々な思惑が絡むインターンシップ増加

人事ニュース

8月5日 日経産業新聞からの抜粋+一部編集です。

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【インターン実施企業1.7倍、マイナビ編集長三上氏に聞く、15年卒向け4124社】

 

新卒採用の一環として学生のインターンシップ(就業体験)を始める企業が急増している。

 

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新卒採用に関して、インターンを活用する企業が増えているとの事です。

まとめますと、

 

・前年比7割増の4,124社が導入、2年前にくらべて2.7倍増加

・5割近くが従業員300人未満の中小企業

・企業の伸びに比べて学生はあまり伸びておらず、年間3万~4万人、就活生の約1割

・日程1~3日間が最も多い

 

という事のようです。

 

インターンが増えている要因は、色々ありそうですよね。

その要因1つは、やはり、就職活動の短期化にあると思います。

 

最近、就職活動の開始時期が、大学3年生の10月から12月に繰り下げになりました。

そして、2016年入社の採用から適用になりますが、大学3年生の3月から開始にさらに繰り下げになります。

これは、大幅な時期短縮と言えると思います。

 

しかし、この規定が適用されるのは、経団連に加盟している企業のみ。

加盟していない企業(外資系など)は、無視する可能性が心配されています。

その為、早いうちから優秀な学生と交流を持つ目的で、インターンシップを利用しようとする企業が増えているのだと思います。

 

中小企業というのは、大手企業の採用活動の時期を見定めてから、採用戦略を練る傾向が強いです。

その為、就職活動の開始時期繰り下げというのは、当然のことながら中小企業にも影響が出てくる事になります。

優秀な学生を欲しいと思う気持ちは、大企業であれ中小企業であれ、変わることはありません。

 

人事採用担当者にとって優秀な学生を確保する事は、非常に重要な事なのです。

もちろん、企業が継続的に繁栄していくためには、優秀な人材が必要でもあります。

まさに、死活問題とも言えますよね。

 

最近動きが激しい、就職活動情勢。

今後の動きにも注目です。

 

 

尾登 正幸

ブログ著者:尾登 正幸

埼玉県出身。大学3年生の就職活動期に “人生を楽しむことを手伝える” 仕事での起業を決意。同じ志を持つ仲間と3年後の会社設立を目標として共有し、ノウハウを得るため2006年に人材派遣会社に就職した。2008年12月、仲間と共にRAYERED(株)を設立し、2010年からは代表取締役に就任。ビジョンの共有を核とする人事コンサルティングや、人事適性検査にフィードバックを付けるサービスはリピーターが多い。人事適性検査をフル活用した独自のスキームにより、企業と人のベスト・マッチングを提供している。

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