女性管理職、登用進まず、企業の81%「1割未満」
8月15日 日本経済新聞からの抜粋+一部編集です。
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【女性管理職、登用進まず、企業の81%「1割未満」、帝国データバンク調べ】
課長以上の管理職に占める女性の割合が10%に満たない企業が81%にのぼることが、帝国データバンクが14日に発表した調査結果からわかった。
今後、管理職に就く女性の割合が「増加する」とした企業は22%にとどまり、半数以上が「変わらない」との回答だった。
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昨今、女性の社会進出が増えてきた日本。
政府も後押しし、女性が働きやすい環境を設けようと、様々な対策を行っています。
それでも、まだまだ日本は世界に比べ、女性の管理職登用はなかなか進んでいないようです。
実際、APECの中で日本は、女性の社会進出度が最下位という記事が出たのも、記憶に新しいです。
もっとも、日本が女性の社会進出が増え始めたのは、まだまだ最近の事ですよね。
長い歴史を見ても、戦後の日本を見ても、昔から「男性」が一家の大黒柱であり、女性は家庭を守る…というのが風潮でした。
それを、ここ数年で一気に変えるというのも、確かに難しい話ではあります。
出産や育児の事を考えて、管理職に登用する事を躊躇する企業があってもおかしくはありませんよね。
それに、まだまだ社会的インフラや女性に対するイメージ、そして企業内での制度などはまだまだ充実しておりません。
保育所や社内託児所の整備、または育児休業制度の充実など、色々な課題もあります。
「女性の管理職東洋の数」という数値を増やすためには、まだまだやるべきことがたくさんあるように思います。
とは言え、日本の人口は減少傾向にあります。
必然的に女性を管理職に登用するケースが増えてくるのではないでしょうか。
優秀な外国人の登用、高齢層の役職維持などもあるかもしれませんが。
当然のことながら、優秀な女性は世の中にたくさんいます。
出産、育児の為に一時的に職場を離れなければならなかっただけで、やる気に満ち溢れている優秀な女性はたくさんいるのですよね。
今後も引き続き、外国人登用・高齢層の活用に加え、女性の社会進出というのも日本にとって大きなテーマとなりそうです。