子育てママに広がる「プチ起業」、自宅でサロン・教室、千葉県でイベントも開催

人事ニュース

8月1日 日本経済新聞からの抜粋+一部編集です。

 

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【支援イベント盛況、ママ「プチ起業」広がる、自宅でサロン・教室】

 

子育て中の女性が自宅などでサロンや教室を開く「プチ起業」の動きが千葉県内で広がってきた。

母親向けの起業支援イベントは盛況で、サロンマップなどで子育て中の女性が事業をPRする。

子育てに時間が割かれるため、勤務時間に縛られる就職より、起業という選択肢を選ぶママたちが増えてきたようだ。

 

千葉県船橋市の商業施設では、母親向けの企業支援イベント「笑顔で働きたいママのフェスタ」が開かれた。

イベントには想定を15%上回る2300人が参加した。

 

帝国データバンク千葉支店によると、千葉県内の女性社長数は右肩上がりだ。

2012年の女性社長数は全体の約8%を占める3113人で、10年前と比べて約5割増えている。

 

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女性の社会進出が増えています。

最近ではよく言われていることですが、現在もなおその傾向は進行中のようです。

 

今回面白いと感じたのは、「プチ起業」が増えているという点。

女性の社会進出が増えているという話が話題に上がったときには、「起業」というフレーズは少なく、多くは会社員として勤める女性が増えているという内容が多かったものです。

それが、会社員という枠を超え、自ら事業を行う女性が増えているというのは、驚きですよね。

 

「プチ起業」というのは、自宅などで行えるサロン形式のようなものがメインのようです。

事業所やお店を構えるのではなく、自宅でできる事業を行う。

そういうケースですね。

 

それは、起業することに躊躇している…というのが主な理由ではないとのことなのですよね。

 

「プチ起業」する女性は、子育てしている女性が多いようです。

会社員になってしまうと、時間的拘束は多くなりますし、時間自体も自由に使う事はできません。

契約社員や派遣社員等の非正規であっても、根本は同じです。

 

子育てをしながら仕事がしたい。

かつ、ある程度時間や勤務日数を自由に決めたい。

子育てママの問題を解決する一つの手段が、「自宅でのプチ起業」なのでしょう。

副業という言葉ではなく、「プチ起業」というネーミングからも、かなり積極的なニュアンスである事が分かります。

 

この流れは、どこまで続くのでしょうか。

今後に注目ですよね。

 

 

尾登 正幸

ブログ著者:尾登 正幸

埼玉県出身。大学3年生の就職活動期に “人生を楽しむことを手伝える” 仕事での起業を決意。同じ志を持つ仲間と3年後の会社設立を目標として共有し、ノウハウを得るため2006年に人材派遣会社に就職した。2008年12月、仲間と共にRAYERED(株)を設立し、2010年からは代表取締役に就任。ビジョンの共有を核とする人事コンサルティングや、人事適性検査にフィードバックを付けるサービスはリピーターが多い。人事適性検査をフル活用した独自のスキームにより、企業と人のベスト・マッチングを提供している。

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