雇用規制緩和、残業や解雇の条件設定柔軟に
7月26日 日経速報ニュースからの抜粋+一部編集です。
【雇用規制、新特区で緩和 残業や解雇の条件設定柔軟に】
政府が打ち出した、雇用規制。
非常に興味深い緩和であり、かつ非常に重要な法案でもあるのではないでしょうか。
特に、解雇規制が緩和されるという事に関しては、賛否両論あるようです。
経営側からすれば、人材の流動化が進む事で、雇用に関する自由度が上がる。
方や労働者側からすれば、「安定雇用」を得る事ができなくなり、不安定さが増す事になる。
当然の事ながら、立場が違えば言い分も変わってくるものですよね。
簡単にまとめると、
・残業や解雇などの雇用条件を柔軟に設定できる規制緩和を、地域限定で検討
→8月末にも東京、大阪、愛知の三大都市圏などを特区に指定
・企業が従業員に再就職支援金を支払えば解雇できる「事前型の金銭解決制度」の導入に関して調整
・同じ職場で5年を超えて働く契約社員らは、本人が希望すれば無期雇用に転換しなければならないが、この規制を緩める
・一定の条件を満たした社員には、法定労働時間の規制を適用しない「ホワイトカラー・エグゼンプション」を導入
などなど。
政府が主導となり、雇用の流動化を推進しているのですよね。
終身雇用が完全になくなる事はないにせよ、契約型の雇用体制が増えてきそうです。
プロスポーツの世界と同じく、実力主義の完全契約型。
大企業に入社できたから将来は安定…というイメージは、もはや化石とも言える価値観なのかもしれませんよね。