安倍晋三首相が挙げたモデルとなる大学…APU:立命館アジア太平洋大学

人事ニュース

7月25日 日本経済新聞からの一部抜粋です。

 

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【多文化環境、国際派鍛える、立命館アジア太平洋大就職に強み、外国籍が半数 】

 

5月17日、安倍晋三首相は政府の成長戦略の第2弾について講演し、「世界に勝てる大学改革」の必要性を強調。

改革のモデルになる大学としてAPUを挙げた。

その翌日に大分県内を視察した安倍首相はAPUを訪れて学生と懇談。

 

ミャンマーからの留学生は志望した理由を

「英語で入学可能で、多様な国の留学生と出会える」

と流ちょうな日本語で説明した。

 

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グローバル人材の育成・採用に関しては、昨今非常に注目を浴びています。

その流れもあってか、安倍首相が「世界に勝てる大学改革」の必要性を説きました。

世界で活躍する人材を育てるためには、大学の改革が必要であるという事です。

政府自らが動き、まさに教育改革を行おうとしています。

 

結局は4学期制の導入という事で落ち着いた、東京大学の秋入学検討事案。

これも、グローバル社会に対応しようとした、教育改革の一環でした。

こちらも、今後の動きによっては、再度必要性が問われる事案なのではないでしょうか。

 

安倍首相自らモデルとして挙げた、立命館アジア太平洋大学。

どんな学校なのかという事をまとめてみると、

 

・大学院などを含めた学生数5655人のうち、2420人が留学生

・海外から多数の留学生を受け入れるため、入学は4月と9月の年2回制

・全講義の約8割を日本語と英語の両方で開講する、日英2言語教育

すべての学生が、専門科目を日本語と英語の両方で履修できる語学力の習得を求められる

・学生が語学を自習する言語自主学習センター「SALC」を設け、英語の得意な留学生がアドバイザーとして日本人学生を支援し、母国語が異なる学生同士がお互いの言語を教え合う「言語パートナー」を紹介

・キャンパスに隣接する学生寮「APハウス」…言語や宗教、生活習慣が異なる国内外の学生約1100人が生活

 

という事のようです。

 

特徴としては、「言語の習得」と「異文化交流」の大きく2つに分けられるのではないでしょうか。

講義自体を英語で行うことや、学生に語学の習得を求める。

学生のほぼ半数が留学生であり、多種多様な国の方が同じ学生寮に住む。

グローバル人材の定義としてよく上がる、コミュニケーション能力(語学含む)やダイバーシティへの理解など、よく考えられていると思います。

 

似たような大学として、国際基督大学(ICU)も挙げられますよね。

グローバル人材の話題が挙がる時には、必ずといっていいほど話題に上がる大学です。

ICUも、別の国籍の方と2人部屋で住む学生寮があります。

この学生寮も、よくマスコミに取り上げられています。

 

APUやICUに関しては、ここ最近特に注目度が上がってきているように思います。

新聞記事などで取り上げられる頻度も、数年前より多いのではないでしょうか。

それはやはり、昨今の日本が「グローバル」をテーマに動いているからに他なりませんよね。

企業の説明会なども、増えていると聞きます。

 

グローバルを意識し、語学力に長け、異文化交流を重ねた優秀な学生が、どんどん入社してくる時代になります。

現在社会人として活躍している方々も、うかうかしてられませんよね。

 

 

 

尾登 正幸

ブログ著者:尾登 正幸

埼玉県出身。大学3年生の就職活動期に “人生を楽しむことを手伝える” 仕事での起業を決意。同じ志を持つ仲間と3年後の会社設立を目標として共有し、ノウハウを得るため2006年に人材派遣会社に就職した。2008年12月、仲間と共にRAYERED(株)を設立し、2010年からは代表取締役に就任。ビジョンの共有を核とする人事コンサルティングや、人事適性検査にフィードバックを付けるサービスはリピーターが多い。人事適性検査をフル活用した独自のスキームにより、企業と人のベスト・マッチングを提供している。

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