首相、最低賃金引き上げ、「10円以上」に意欲

人事ニュース

7月11日 日本経済新聞

【首相、最低賃金引き上げ、「10円以上」に意欲】

 

安倍晋三首相は10日のテレビ朝日番組で

「景気回復して雇用市場もタイトになっていくなかで、最低賃金も上がっていく形をつくっていきたい」

と述べた。

 

首相は第1次安倍内閣で最低賃金を全国平均で時給14円上げた実績を強調したうえで

「(10円以上の引き上げは)十分可能だろう」

との見解を示した。

 

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最低賃金が引き上げられる可能性があるようです。

金額は、10円程度。

労働者にとってはプラスですが、企業としては負担増になるので、場合によっては対策が必要になるかもしれません。

 

昨今問題となっているのが、最低賃金額と生活保護費のバランス。

全国11都道府県で、最低賃金よりも生活保護費の方が高い…という現象が起きているそうです。

その為、働かない方が賃金が高い…という事が起きているのですよね。

これは、改善しなければなりません。

 

この最低賃金。

タイなどでも上昇しているのですが、他の点との兼ね合いの為だと言われています。

タイの場合は、最低賃金の上昇と同時に、法人税率を下げました。

最低賃金を上げる代わりに、法人税率を下げる。

企業側への落としどころとしたのでしょうね。

 

何かを変えるという事は、別の点にも影響があるということ。

この最低賃金の上昇は、別のどの点に影響を及ぼすのでしょうか。

今後の動きに注目ですよね。

 

 

 

尾登 正幸

ブログ著者:尾登 正幸

埼玉県出身。大学3年生の就職活動期に “人生を楽しむことを手伝える” 仕事での起業を決意。同じ志を持つ仲間と3年後の会社設立を目標として共有し、ノウハウを得るため2006年に人材派遣会社に就職した。2008年12月、仲間と共にRAYERED(株)を設立し、2010年からは代表取締役に就任。ビジョンの共有を核とする人事コンサルティングや、人事適性検査にフィードバックを付けるサービスはリピーターが多い。人事適性検査をフル活用した独自のスキームにより、企業と人のベスト・マッチングを提供している。

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