FCバルセロナに学ぶ人材育成術:競争・負けず嫌いの重要性

人事適性検査

【FCバルセロナの人材育成術 なぜバルサでは勝利と育成が両立するのか】

 

FCバルセロナの人材育成術

 

前回は「才能か努力か」でしたが、今回は「競争・負けず嫌いの重要性」。

バルセロナというチームがサッカーチームを築き上げていく過程において、大事にしている事をご紹介。

チームを磨いて試合に勝利し、優勝をする。

それは、経済界においての組織論と、少なからず繋がる部分はあると思います。

 

 

◇ティエリ・アンリ選手

 

「幼い頃から、負けるのは大嫌いだった。

負けると心が痛む。

全然好きじゃない。

子供の頃、勝てない時はいつも怒っていたよ。

友達相手でも、2対2のミニゲームでも、トランプの勝負でもね。

大人になって、人としても成長し、負けを少しは受け入れられるようになったけど、今でも負けた瞬間は昔と

同じように悔しい気持ちがこみ上げてくる。

僕がこんなに負けず嫌いじゃなかったら、きっとバルサでプレーすることはできなかっただろう。

 

 

◇ロドルフ・ボレイ氏…バルセロナのカンテラで最も多くのタイトルを獲得した監督

           12シーズンもの間、バルセロナのカンテラの指導に携わっていた

 

競争する事は、才能ある選手を育てる最高方法だ。

 

 

負けず嫌い、競争心というのは、プロとして勝ち残っていくためには重要な要素のようです。

言い換えれば「向上心」とも言え、自分を高めていく為のエネルギーですよね。

 

アンリ選手は、大人になってから多少負ける事も受け入れられるようになったと言います。

負ける事が嫌な気持ちがなくなったのはなく、悔しい気持ちを内に秘める事ができるようになっただけ。

根本的にな部分は、やはり負けず嫌いであるようですね。

 

昨今の学校教育。

運動会などの徒競走において、順位をつけない学校もあると聞きます。

 

順位をつけてしまうのは差別ではないのか。

徒競走で順位をつけるのではれば、テスト結果も科目ごとに全て公表するべきと言う事になる。

思春期と言う事もあり、異性の眼も気になる年頃なので、辞めるべきではないか。

などなど、色々な意見が交錯しているようです。

 

個人的な見解から言えば、やはり競争する事は大事なのではないかと言う事です。

社会に出てからも、いわば競争の連続。

プロの世界は厳しく、気持ちの面で負けてしまっては何もできない…という事もあります。

 

また、アンリ選手のように、競い合う事で自分を磨くと言う事にもつながるのですよね。

負けず嫌い、競争心、向上心。

子供達には、将来を生き抜く能力として、その点を若いうちから慣れさせておくべきであるとも思います。

 

教育というのは、人格形成や価値観などに大きく影響を与えるものです。

いっぱしの大人になるためには、「競争」は避けられないものであり、むしろ重要なものである…と言えるの

ではないでしょうか。

 

 

尾登 正幸

ブログ著者:尾登 正幸

埼玉県出身。大学3年生の就職活動期に “人生を楽しむことを手伝える” 仕事での起業を決意。同じ志を持つ仲間と3年後の会社設立を目標として共有し、ノウハウを得るため2006年に人材派遣会社に就職した。2008年12月、仲間と共にRAYERED(株)を設立し、2010年からは代表取締役に就任。ビジョンの共有を核とする人事コンサルティングや、人事適性検査にフィードバックを付けるサービスはリピーターが多い。人事適性検査をフル活用した独自のスキームにより、企業と人のベスト・マッチングを提供している。

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