FCバルセロナに学ぶ人材育成術-家族の重要性

人事適性検査

【FCバルセロナの人材育成術 なぜバルサでは勝利と育成が両立するのか】

 

FCバルセロナの人材育成術

 

前回は「監督(管理者)の役割」でしたが、今回は「家族の重要性」。

バルセロナというチームがサッカーチームを築き上げていく過程において、大事にしている事をご紹介。

チームを磨いて試合に勝利し、優勝をする。

それは、経済界においての組織論と、少なからず繋がる部分はあると思います。

 

 

◇グアルディオラ氏

 

「名声、富、ジャーナリズム、人気…生き馬の目を抜くようなこの世界で、時間はあっという間に過ぎていく。

サッカー選手が、過去や未来に振り回されず、今この瞬間を満喫し続けるためには、誰かの支えが必要だ。

そのために、家族や友人たちはまず欠かせない。

そうした人々の存在が、サッカー選手にとって最大の救済になるからだ。

彼らは良い時も悪い時も、いちもそばにいてくれる。

一方、媚びへつらう人々は我々がしくじれば、その途端にさっと離れてしまう。

タイトルを獲るとマスコミが騒いでくれるが、辛い時期に支えになってくれるのはパートナーや家族だ。」

 

「家族の安定は非常に重要だ。

妻や彼女との間に問題を抱えたサッカー選手は、やっぱり良いプレーができないものだし、逆に精神的に安定

している時は、良いプレーができるものだ。」

 

 

◇ルイス・エンリケ氏

 

両親から受ける教育や躾が子供の心に与える影響は計り知れない。

バルサのカンテラの選手たちを見ていれば、それは明らかだ。

ある選手が真面目でしっかりとした好青年の場合、彼の親もたいてい礼儀正しい。

そういう親は人生において何が大切なのかを、子供にきちんと教えているのだろう。」

 

 

家族というのは、精神的な安定をもたらしてくれる。

これは、とても重要な事ですよね。

家族の支えがあるからこそ、安定しているからこそ、仕事に集中できる。

それは、経済界に限らず、スポーツの世界でも同じ事が言えそうです。

 

精神的な支えの意味もあるのでしょうが、「守るものがある」というのは、非常に強いですよね。

愛する奥さんがいる事、そして愛する息子・娘がいるという事。

これほどモチベーションが上がる要素も、中々ないのではないでしょうか。

 

家族と同時に、友人もとても大切ですよね。

 

そして、ルイス・エンリケ氏の言葉から、やはり子供への躾も重要です。

子供に幸せになってもらいたいならば、やはり自分達が(両親が)しっかりせねばなりません。

子供は、両親の影響を大きく受けます。

そのためにも、色々な教養を身につける必要がありますよね。

 

これは私の価値観ですが、物質的なものはそれほど大切じゃない、物は決して人の心を満たしてくれない、

という事です。

どんなに高価なものを購入しようが、それは一時の快楽。

精神的な安定を求めることはできません。

 

人生において重要なのは、お金に換えられないものなのではないでしょうか。

家族、友人、価値観…。

私は、そういうものを大事に、人生を歩んでいきたいと思います。

そして、将来の息子・娘にも、伝えていきたいですね。

 

 

尾登 正幸

ブログ著者:尾登 正幸

埼玉県出身。大学3年生の就職活動期に “人生を楽しむことを手伝える” 仕事での起業を決意。同じ志を持つ仲間と3年後の会社設立を目標として共有し、ノウハウを得るため2006年に人材派遣会社に就職した。2008年12月、仲間と共にRAYERED(株)を設立し、2010年からは代表取締役に就任。ビジョンの共有を核とする人事コンサルティングや、人事適性検査にフィードバックを付けるサービスはリピーターが多い。人事適性検査をフル活用した独自のスキームにより、企業と人のベスト・マッチングを提供している。

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