自立進み結婚急がず…重み増す少子化対策、一生結婚しない女性も1割以上
5月13日 日本経済新聞からの抜粋です。
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自立進み結婚急がず、重み増す少子化対策
総務省の「労働力調査」によると、15歳以上の女性のうち働く人の割合(労働力率)は2011年に48.2%。
25歳~29歳に限ると77%に上り、30年余りで約35ポイント上がった。
女性の社会進出が進むと共に、女性が初めて結婚する年齢は上昇。
11年は29歳と、30年で3.7歳上となった。
一生結婚しないとみられる女性の割合も10年に1割を突破。
30年前の2倍以上だ。
みずほ情報総研の藤森克彦主席研究員は
「経済的に自立できる女性が増した上、最近は1人暮らしを支えるサービスが充実している。
結婚を急がない女性が多くなった」
と指摘する。
一方で子育て支援の整備は途上にあり、合計特殊出生率は11年に1.39%。
やや回復しているものの、30年前に比べると0.35ポイント低い。
◇男性も育休制度活用を…青野慶久サイボウズ社長
私が育児休業したことで、当社では男性も育児休業をためらわなくなりました。
制度があっても使う風土がなければ無駄な制度になる。
風土は経営者がつくるものだ。
男子が育児に参加すれば、女性は働き続けられる。
育児休業の期間を3年にするなら男女合わせて3年という仕組みにしてはどうか。
男性を強制的に育児に参加させる制度は機能すると思う。
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女性の社会進出と共に、結婚する年齢が上昇している。
つまりは、子供も数も必然的に減っていると言うことですよね。
子供を増やすというのは、一朝一夕では難しいものです。
子供を産んでも生活できる収入が必要ですし、子供を預ける事ができるインフラの構築も必要でしょう。
企業の育児休業等の意識も、変わらねばなりません。
難しい問題ではありますが、少しずつでも前に進まねばなりませんよね。