内々定、IT・金融で先行、景気回復期待で、本社など調査

人事ニュース

5月16日 日経産業新聞からの抜粋+一部編集です。

 

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内々定、IT・金融で先行、景気回復期待で意欲、本社など調査

 

 

日本経済新聞社とNTTコムオンライン・マーケティング・ソリューションによるアンケート調査によると、内々定を出した企業ではIT(情報技術)系と金融関連が目立った。

デフレ脱却などを目指すアベノミクスによる景気回復期待を受け、いずれも求人意欲が高いことがわかった。

 

内々定を出した企業を業種別にみると、最も多かったのが「ソフトウエア・インターネット」(13・8%)だった。

2位が「銀行・証券」(11・2%)、3位は「鉄道・航空・運輸・物流」(10・3%)だった。

 

ソフトウエア系はスマートフォン(スマホ)やタブレット(多機能携帯端末)の普及で、アプリ(応用ソフト)や交流ゲーム(ソーシャルゲーム)などの開発人員が不足しており、ソフト開発の経験がある人材の需要が増している。

スマホ向けポイントサービスを手掛けるリアルワールド(東京・渋谷)は来春卒の新卒の採用数を前年度実績比2・6倍の24人に拡大。

人事担当者は「仕事量が急増しており、一定の能力を持つ新卒学生の需要は大きい」と話す。

 

円安・株高を背景に、金融関連企業では新卒や中途入社の人員を拡大している。

 

日本経済新聞社の調べでも、来春の新卒採用数の多さで三井住友銀行とみずほフィナンシャルグループが大卒採用の中で1、2位を占めた。

大手企業を中心に内々定を出す動きが本格化しているが、採用計画数にまだ達していない企業は多い。

IHIでは「夏ごろまでに計画数(大卒222人)を確保する見通し」としているほか、フランスベッドも「採用活動は続けている」という。

就職活動を続けている学生に対し多くの企業は今も門戸を開いている。

 

会社選びで重視した点を問うと、「やりたい仕事ができる」(56・9%)が最も多かった。

次いで「勤務地が良い場所にある」(36・3%)、「研修や福利厚生制度が充実している」(33・3%)が続いた。

「株式を上場している」(4・2%)「業界での序列が高い」(5・2%)「知名度が高い」(6・9%)など、規模や知名度で会社を選ぶ学生は少なく、仕事場の環境や働きやすさを重視する姿勢が強まっているようだ。

 

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少しずつ、採用にも動きが出てきました。

足元では、景気回復に向けての動きが、徐々に活発化してきているようです。

 

まだまだ全業種とはいかないまでも、変化があることはよいことですよね。

この流れが途切れないように、日本全体が頑張っていくべきなのでしょうね。

 

 

尾登 正幸

ブログ著者:尾登 正幸

埼玉県出身。大学3年生の就職活動期に “人生を楽しむことを手伝える” 仕事での起業を決意。同じ志を持つ仲間と3年後の会社設立を目標として共有し、ノウハウを得るため2006年に人材派遣会社に就職した。2008年12月、仲間と共にRAYERED(株)を設立し、2010年からは代表取締役に就任。ビジョンの共有を核とする人事コンサルティングや、人事適性検査にフィードバックを付けるサービスはリピーターが多い。人事適性検査をフル活用した独自のスキームにより、企業と人のベスト・マッチングを提供している。

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