「人事制度、世界で統一」…国ごとに異なる正社員の評価基準を統一、店長レベルまで国境を越えて柔軟に人事移動できる ファストリ
6月9日 日本経済新聞からの抜粋+一部編集です。
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人事制度、世界で統一、ファストリ、国境越え店長異動
ファーストリテイリングは年内に人事制度を世界共通にする。
パートも含めグループ従業員全5万6000人を管理するデータベースを構築し、国ごとに異なる正社員の評価基準を統一。
店長レベルまで国境を越えて柔軟に人事異動できるようにする。
同社は2015年度に「ユニクロ」の売上高が内外逆転する見通し。
グローバル企業への脱皮に向け、内外の人材を有効活用できる体制を整える。
ファストリはユニクロを12カ国・地域で展開、米「セオリー」などグループで約2200店を持つ。
新たなデータベースを設け、パート・アルバイトを含むグループ全従業員の職歴や現在の役職、3~5年先の目標を登録。
能力などを正確に把握し、各国で人材の適正配置につなげる。
併せて地域や子会社で異なる正社員の人事制度を統一する。
業績や部下育成の達成度合いなど共通の評価基準を基に大きく5等級に分ける。
人事データを活用し、アジアで優秀な成績を残した店長をより競合の多い欧米の店へ派遣するなど、グループの競争力を高める異動へつなげる。
ファストリの海外法人のトップは大半が日本人だが、地域特性でぶれない評価基準を設けることで今後は現地人材の登用も増える見通し。
同社は英語の社内公用語化や世界5本部制などのグローバル対応を急いでいる。
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人事制度を世界的に統一する事によって、日本の店長が外国の店長に異動する。
そんなことが出来るようになるようです。
昔の日本では、地方に転勤する事が一種の出世コースでした。
今では、海外転勤が当たり前になってくる時代なのでしょうか。
加えて、海外現地法人による現地採用、更には日本人の現地採用も増えています。
「グローバル人材」
注目度は増すばかりですね。