中国企業、日本で新卒採用…技術者中心に10~15人採用
6月21日 日経産業新聞からの抜粋+一部編集です。
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華為、日本で新卒採用、技術者中心に10~15人、来春入社
通信設備で世界2位の中国・華為技術(ファーウェイ、広東省深〓市)は2013年4月入社から日本で新卒採用を始める。
これまでは国内端末メーカーや通信事業者の勤務経験者を中途採用してきたが、技術者を中心に10~15人程度の大学・大学院卒の新卒者を採用する。
主力のスマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)や携帯基地局関連の需要が拡大していることに対応する。
同社は05年11月に日本法人を設立。
営業部門のほか、10年には携帯端末部門、11年には基地局向けの通信設備部門で研究開発拠点を都内に設置している。
現在の従業員数は約500人で、約7割が日本人を中心とした日本採用だという。
◇平均年齢は35歳
昨年度は日本で200人弱を採用したが、年初に大阪市内に営業拠点を設けるなど日本国内の業容が拡大している。
ファーウェイは中国でも数少ない技術志向の企業とされ、
「優秀な中途採用者を集めることは年々難しくなっており、新卒者の採用も必要」
と判断した。
日本法人は国内4社の携帯通信事業者と取引がある。
スマホの販売にも力を入れており、ソフトバンクとイー・アクセス向けに販売。
基地局向けの通信設備はKDDIとソフトバンク、イー・アクセスに提供している。
低コスト生産を武器に日本での販売を急速に増やしており、日本法人の11年度の売上高は前の年度比2倍の7億米ドル(約550億円)になった。
ファーウェイは通信設備の世界市場でスウェーデンのエリクソンに次ぐ2位。
世界140以上の国で事業を展開しており、従業員数は約14万6千人、11年度の売上高は約324億米ドル(約2兆5600億円)だった。
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中国企業が、日本で新卒採用をする。
数は少ないかもしれませんが、動きが加速していく可能性がありますよね。
昨今では、エンジニアの需要が増加傾向にあります。
優秀なエンジニアを採用する為に、世界各国に目を向けています。
日本も、例外ではありません。
日本の優秀な技術者が、「他社」というよりかは「他国」に渡ってしまう。
現在もその傾向がありますが、日本企業は自社の魅力を上げるだけでなく、伝える力も身に付ける必要があるかと思います。
今後の動きに注目です。