異文化経営学会 総会及び第28回研究会②ミャンマーについて
先日、異文化経営学会 に出席してきました。
招聘講演として、映画監督の「千野皓司氏」の講演がありました。
ミャンマーに関する様々なお話をして下さったので、ミャンマーという国の文化・風習に関して、簡単にご紹介をしておこうと思います。
ビジネスを考えていたり、ミャンマーをまったく知らない方には面白いかもしれません。
※あくまでも参考程度に…
・ミャンマーは親日国
・仏教の国…仏教89%、キリスト教7%、ヒンドゥー教0.9%
・130の部族有…ビルマ族68%、シャン族8.5%、カチン・カレン族6.2%(キリスト教)
・ビールが美味しい、基本はハイネケン
・現地のビジネスは、基本中国人がやっている…ミャンマー人は商売下手(純粋と言える)
・戦争を仕掛けられる事もあり、国を守る為に軍がしっかりしている
・天然資源は手つかず!?現在も豊富…ルビー・石油・金
・海の魚食べない、河の魚しか食べない→マグロは手つかず
・海岸地帯は、近代化されていない→漁業も木造船が多い
・繊維産業が盛ん
・手先が器用
・絹も多く流通している
・昔はドイツ車が主流…今では日本車が主流(中古)→修理がうまい
・米は三毛作…ミャンマー米は美味しい
・果物…ブラジルから輸入している、マンゴーやバナナが絶品
・水は危険…行くなら持参で、現地では雨水を溜め池にためてそれを飲んでいる
・抗生物質や薬は持っていく事
・便は手で引きちぎる…トイレットペーパーも持参すべし
・木を切ると犯罪になる
・過去の植民地化の傷は深い
・人間関係は縦割り…男性も女性もやきもち焼き
・基本的な国民性は、純粋・無欲・温和…しかし、ひとたびカッとなると日本人以上に激高
・男性はあまり働かない(木の下で昼寝)、女性は良く働き、男性をたてる
・絶対に裸は見せない
・お坊さんは、軍人よりも偉い
・政治家よりも、お坊さんの方が偉い
・ミャンマー人男性…日本人女性を泣いて口説く程好き
・ミャンマー人女性…日本人男性はミャンマー人女性に人気
・インフラは、あまり整っていない
・学校は木造がほとんど、材質は竹
・黒板ノートが基本、雨季の為に紙のノートではびしょびしょになってしまう
・雨季の影響の為、国内に図書館は無し
・雨季の為、携帯電話もダメになる
・コンクリートにはカビが生えてしまう為、あまりない
・亡くなった仏様は、河に流す…お墓は基本的にはない
・美人の基準はお釈迦様…その為、丸顔が美人の基準
・ミャンマーは、「自然」と「仏教」が主であり、あまり近代化のイメージがない
日本ミャンマー友好協会会長でもある千野氏のお話の一部です。
アングロサクソン絡みやスーチーさんのお話、その他歴史の話など多岐にわたりましたが、ボリュームが多いので一部のみ掲載させて頂きました。
文化や風習を理解するのは、とても大切な事であると、改めて思いました。
相手国の文化・風習をリスペクトし、受け入れる事が、グローバル人材・異文化経営の基本的な事なのかもしれません。