外国人登用、国境なく、採用地以外でも幹部にー「年功序列」改革カギに

人事ニュース

7月30日 日本経済新聞からの抜粋+一部編集です。

 

———-

 

外国人登用、国境なく、採用地以外でも幹部に―「年功序列」改革カギに

 

 

日本企業が海外人材の活用を本格的に進めるには日本の給与・人事制度を世界標準に合わせる必要が出てくる。

海外拠点で制度を共通にしても本社が年功序列的なままでは、日本で外国人を柔軟に登用するのは難しい。

 

リクルートマネジメントソリューションズが従業員1000人以上の日本企業を対象に実施した調査(2011年、189社が回答)によると

「グローバルで共通の等級・評価・処遇制度」

がある企業は19・8%にとどまる。

 

コンサルティング会社、マーサージャパンの中島正樹パートナーは

「仕組みをつくっても実際にグローバルな人事運用ができている例はまだ少ない」

と指摘する。

 

新興国など海外事業が収益の柱になる企業はこれからも増える見込み。

欧米や新興国の企業とグローバル市場で競争するには、日本の本社の制度や考え方の国際化を急ぐ必要もありそうだ。

 

———-

 

終身雇用、年功序列という文化は、日本独特なものです。

外国の方からすれば、とても違和感のある制度なのでしょう。

 

どんなに頑張っても、年齢が上の方にはかなわない。

結果を出しても、キャリアアップする事ができない。

そのような環境においては、外国の方が定着しないのは実例でいくつもあるようです。

 

難しい事ではありますが、グローバル企業においては、日本人と外国人が共存できる人事制度を模索していく必要がありますよね。

日本的になりすぎず、かといって外国的になりすぎず…。

 

企業によって最適解は違うでしょうが、根気よくやっていくしか方法はありませんよね。

 

 

尾登 正幸

ブログ著者:尾登 正幸

埼玉県出身。大学3年生の就職活動期に “人生を楽しむことを手伝える” 仕事での起業を決意。同じ志を持つ仲間と3年後の会社設立を目標として共有し、ノウハウを得るため2006年に人材派遣会社に就職した。2008年12月、仲間と共にRAYERED(株)を設立し、2010年からは代表取締役に就任。ビジョンの共有を核とする人事コンサルティングや、人事適性検査にフィードバックを付けるサービスはリピーターが多い。人事適性検査をフル活用した独自のスキームにより、企業と人のベスト・マッチングを提供している。

レイヤードブログ一覧へ戻る