グローバル人材、採用意欲が減退、民間調査、3.5ポイント減少

人事ニュース

8月2日 日経産業新聞からの抜粋+一部編集です。

 

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グローバル人材、採用意欲が減退、民間調査、3.5ポイント減

 

 

人材サービスのヒューマネージ(東京・千代田、斎藤亮三社長)の調査によると、外国人学生など「グローバル人材」の採用意欲がある企業は全体の45・1%で前年から3・5ポイント減った。

一方で採用予定のない企業は前年比10・7ポイント増の27・8%だった。

 

同社は採用意欲の減退について

「多くの企業でグローバル人材の定義や採用目的が不明確なままだった」

と分析。

急速な盛り上がりを見せた前年の採用熱の反動が出たのではとみている。

 

企業が求めるグローバル人材については「海外大に通う外国人学生」との回答が36・9%で前年比で11・4ポイント上昇した。

半面、「海外大に通う日本人学生」としたのは58・5%で前年から8・2ポイント下がった。

「日本に留学する外国人学生」は87・7%で0・5ポイント減っている。

 

7月にヒューマネージが開いたセミナーの参加企業からのアンケート結果を集計した。

144社の186人から回答を得ており、複数の回答も可能としている。

 

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グローバル人材、グローバル経営が注目されている現代社会。

その折にあってか、深く考えずに採用を考えていた企業があったということでしょうか。

 

優秀な外国人を採用しようとする一方で、外国人による離職率が高い…という問題もあちこちで浮上してきている事も事実。

それは、文化的な背景や、日本の雇用形態になじめない等、色々な理由があるでしょうね。

 

雇用と言うのは、経営戦略・人事戦略に通じる大切なものです。

企業の方向性を確認するとともに、採用する人材の特徴をしっかりと捉える必要がありますよね。

 

 

尾登 正幸

ブログ著者:尾登 正幸

埼玉県出身。大学3年生の就職活動期に “人生を楽しむことを手伝える” 仕事での起業を決意。同じ志を持つ仲間と3年後の会社設立を目標として共有し、ノウハウを得るため2006年に人材派遣会社に就職した。2008年12月、仲間と共にRAYERED(株)を設立し、2010年からは代表取締役に就任。ビジョンの共有を核とする人事コンサルティングや、人事適性検査にフィードバックを付けるサービスはリピーターが多い。人事適性検査をフル活用した独自のスキームにより、企業と人のベスト・マッチングを提供している。

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