北都銀行、女性管理職5年後3割に

人事ニュース

8月29日 日本経済新聞からの抜粋+一部編集です。

 

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北都銀、女性管理職5年後3割に、人口減に対応、優秀な人材確保狙う

 

 

フィデアホールディングス傘下の北都銀行は、管理職に占める女性の比率を5年後をメドに3割まで高める。

地盤の秋田県では全国平均を大幅に上回るペースで人口減少が続いているため、女性の登用が不可欠と判断した。

女性を積極的に活用することで女性向け金融商品の開発や人材確保などにもつなげる。

 

同行によると対象となるのは本部の部長やゼネラルマネジャー級、営業店では支店長や副支店長級。

現在、約240人の管理職に占める女性比率は約5%(13人)。

来年度以降徐々に登用を進め、2017年4月をメドに30%(70人)まで引き上げる。

 

女性管理職10人程度で構成するプロジェクトチームを今年度立ち上げた。

これまで月1回のペースで会議を開き、女性活用に必要な視点などを議論。

今後は意見を集約し、育児休暇などの支援策や昇進・昇格に必要な研修制度の充実など制度の整備に反映させる。

 

一方、融資や監査などこれまで女性の配置が少なかった部門へも積極的に人材を投入する。

管理職候補者には法人向けの研修やマネジメント関連のセミナーへの参加も促し、スキルアップの環境も整える。

また女性の視点を生かした金融商品やローンなどの商品開発にもつなげる。

 

秋田県は少子高齢化のペースが速く、労働力確保の上でも大きな課題になっている。

総務省のまとめによると、2011年の人口増減率は1・03%のマイナスとなり47都道府県中45位。

生産年齢人口の割合も59%と同様に45位で、全国平均の63・6%を大きく下回る。

 

このため労働力人口の減少に対応するには「女性の活用が不可欠」(斉藤永吉頭取)として積極登用に乗り出すことにした。

同行は新卒を毎年30人前後採用しているが、この1~2年は女性が6割程度を占めているという。

女性の活用をアピールすることで優秀な人材確保につなげる狙いもある。

 

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生命保険や運輸業界にて女性の管理職比率を上げるという新聞記事はよく目にしました。

今回は、金融業界。

様々な分野で、女性の社会進出を促す試みをしているのですね。

 

もちろん、まだまだ日本は先進国の中でも女性の管理職比率は低い。

もっともっと広がっていくようにも思います。

 

 

 

尾登 正幸

ブログ著者:尾登 正幸

埼玉県出身。大学3年生の就職活動期に “人生を楽しむことを手伝える” 仕事での起業を決意。同じ志を持つ仲間と3年後の会社設立を目標として共有し、ノウハウを得るため2006年に人材派遣会社に就職した。2008年12月、仲間と共にRAYERED(株)を設立し、2010年からは代表取締役に就任。ビジョンの共有を核とする人事コンサルティングや、人事適性検査にフィードバックを付けるサービスはリピーターが多い。人事適性検査をフル活用した独自のスキームにより、企業と人のベスト・マッチングを提供している。

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