既婚女性4割正社員希望、働く女性の意欲強く

人事ニュース

9月20日 日経産業新聞からの抜粋+一部編集です。

 

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既婚4割正社員希望、ディップ調べ、働く女性、意欲強く

 

 

求人情報サイト運営のディップがまとめた働く女性の意識調査によると、既婚者の4割近くが正社員や契約社員としての雇用を望み、派遣やパートを上回った。

結婚後も、より責任のある立場で働きたい女性が多いことが示され、同社は

「仕事と家庭・育児を両立できる就業支援が求められる」

と指摘している。

 

調査は同社の人材派遣サイトを利用する女性を対象に5月25日~6月6日にかけてインターネット上で実施。未婚者355人と既婚者331人の回答を得た。

希望する雇用形態を聞いたところ、既婚者では正社員・契約社員が36・6%と最も多く、派遣社員が28・1%、パート・アルバイトが25・1%だった。

 

一方、未婚者では正社員・契約社員が62・8%と大半を占めた。

派遣は21・1%、パート・アルバイトは3・4%にとどまった。

 

女性の場合、結婚後は時間の制約などから、派遣やパート・アルバイトで働く人が多いのが実情。

ただ、正社員などに比べ処遇は不安定になりがちなため、女性の再就職を妨げる要因となっている。

 

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既婚者の正社員雇用の希望者が増えています。

女性の社会進出が、今後も進んでいきそうですよね。

 

とある女性の関するお話です。

 

ダイバーシティをテーマにしたセミナーでの出来事。

パネリストのとある日本人女性がこう話したそうです。

 

「これまでの日本は、非常に恵まれた環境でした。

日本人男性というのは、世界でも稀にみる恵まれた環境で仕事をしてきたのです。

それは、日本人の男性だけでポストを争えば良かった環境と言えます。

しかし、これからは英語も堪能で国際経験も豊かなアジア人や日本人の女性もライバルになります。」

 

会場に向かって、挑発的ともとれる発言をしたそうです。

 

確かに、最近の日本企業においては、女性に関する社会進出を以前よりもサポートを強化しているように見受けられます。

管理職の女性比率を上げたり、小売店の店舗を全員女性にしてみる試みをしてみたり、チャイルド・プラン制度と言った女性特有の制度を設けたり。

 

まだまだ日本は世界に比べて女性の社会進出は遅れていますが、グローバル社会の進行に伴い、さらに増えていくと予想されます。

 

小さい動きではありますが、男性と女性の差が埋まってきているように思います。

女性も社会不安や生活不安からか、働くことを希望している方が増えています。

専業主婦が当たり前の時代ではとっくになくなっているのですよね。

 

日本人男性のライバルは、日本人男性だった。

そこから、日本人男性のライバルは、アジア・ひいては世界の男性に変わった。

さらにそこから、日本人男性のライバルは、アジア・ひいては世界中の人々になろうとしているのです。

もっと言えば、そこに機械も加わるかもしれませんね。

 

今までと同じような感覚では、到底今の時代にはそぐわない事が良く分かります。

 

 

 

尾登 正幸

ブログ著者:尾登 正幸

埼玉県出身。大学3年生の就職活動期に “人生を楽しむことを手伝える” 仕事での起業を決意。同じ志を持つ仲間と3年後の会社設立を目標として共有し、ノウハウを得るため2006年に人材派遣会社に就職した。2008年12月、仲間と共にRAYERED(株)を設立し、2010年からは代表取締役に就任。ビジョンの共有を核とする人事コンサルティングや、人事適性検査にフィードバックを付けるサービスはリピーターが多い。人事適性検査をフル活用した独自のスキームにより、企業と人のベスト・マッチングを提供している。

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