民間給与2年ぶり減、昨年409万円

人事ニュース

9月28日 日本経済新聞からの抜粋+一部編集です。

 

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民間給与2年ぶり減、昨年409万円、震災で残業減影響か、国税庁調査

 

 

民間企業に勤める人に2011年1年間に支給された平均給与は409万円で、前年を3万円(0・7%)下回ったことが27日、国税庁の民間給与実態統計調査で分かった。

前年は3年ぶりの増加だったが、再び減少に転じた。

専門家は東日本大震災や原発事故に伴う節電など、経済へのマイナス要因が影響したとみている。

 

調査はパートや派遣労働者を含む約27万人の給与から推計した。

平均給与が減る一方、源泉徴収された所得税の総額は7兆5529億円で前年比4・2%増えた。

 

国税庁は

「子ども手当の導入に伴い所得税の扶養控除の一部が廃止・縮小されたため」

と説明している。

 

給与の内訳は給料・手当が349万7千円で同1・2%減だった一方、賞与は59万3千円で2・1%増加。

業種別の給与では「電気・ガス・熱供給・水道業」が713万円でトップ。

「金融業・保険業」が577万円、「情報通信業」が570万円で続いた。

 

1年を通じて民間企業に勤めた給与所得者は4566万人(同0・3%増)でほぼ横ばい。

うち女性は前年より12万人多い1835万人で、2年連続で過去最多を更新した。

給与額の人数分布をみると、300万円以下の人は1865万人で全体の4割を占め、10年前と比べ316万人増えた。

 

一方、1000万円以上の人は178万人で4年ぶりに増加し、前年より格差は開いた。

 

ニッセイ基礎研究所の矢嶋康次チーフエコノミストは

「震災の景気への悪影響のほか、原発事故に伴う節電のため会社員の残業時間が減少したことなどが響いた。

電機産業を中心に厳しい経営状況が続いており、今後も賃金が上がる要因は少ない」

としている。

 

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現代日本は、賃金が上がりにくくなった時代です。

この状況は、当分続くと予想されています。

 

所謂「賃金格差」。

 

米国等で広がっている格差が、日本でもどんどん広がっているのですよね。

「1億総中流」と言われた時代は懐かしく、貧困層だけでなく富裕層の人数が増えているのですね。

 

会社員として定年まで働く事も、中々難しくなってきました。

かと言って、起業したり個人で行けば問題ないかというと、そういうわけでもありません。

自分の人生について、しっかりと考えるべきですよね。

 

 

尾登 正幸

ブログ著者:尾登 正幸

埼玉県出身。大学3年生の就職活動期に “人生を楽しむことを手伝える” 仕事での起業を決意。同じ志を持つ仲間と3年後の会社設立を目標として共有し、ノウハウを得るため2006年に人材派遣会社に就職した。2008年12月、仲間と共にRAYERED(株)を設立し、2010年からは代表取締役に就任。ビジョンの共有を核とする人事コンサルティングや、人事適性検査にフィードバックを付けるサービスはリピーターが多い。人事適性検査をフル活用した独自のスキームにより、企業と人のベスト・マッチングを提供している。

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