採用活動の通年化進む、ニコン・日立、秋の入社式、内定率好転、グローバル人材確保
10月2日 日本経済新聞からの抜粋+一部編集です。
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採用活動の通年化進む、ニコン・日立、秋の入社式、内定率好転、グローバル人材確保
国内主要企業は1日、2013年春入社予定の学生らを集めて内定式を開いた。
グローバル人材の採用拡大を背景に採用活動の通年化が進んでおり、今年は「秋の入社式」を開く動きも広がった。
NECが東京本社や大阪で開いた内定式には前年並みの約350人が参加した。
800人を超えていたリーマン・ショック前よりは少ないが、その後100人まで減った最悪期は脱した。
牧原晋執行役員は
「電機業界を取り巻く環境は厳しいが、技術を使い社会に貢献できる。
これからのNECを一緒につくってほしい」
とあいさつした。
海外事業を強化する同社では今年初めて内定者に占める外国人比率が1割を超えた。
内定者の中国・山東省出身の李〓〓さん(25、千葉大学院修了)は
「NECはグローバル展開を強化しており外国人にとって大きなチャンス」
と意欲を語った。
東京大学が秋入学を検討するなか、春に加えて秋にも入社式を開く企業が増えている。
ニコンは同日、秋の入社式を初めて開き、海外大学卒業者と中途採用の計50人が出席した。
1990年代から通年採用を行う日立製作所も同日、初めて秋の入社式を開催した。
幹部が経営方針を直接伝え、新入社員の意欲を高めるのが狙い。
日立とグループ会社の外国人13人を含む59人が出席した。
中西宏明社長は
「グローバルな競争社会で皆さんの日々の仕事にどれくらい競争力があるかが問われている」
と呼び掛けた。
日本語の後、英語でも概要を述べた。
マイナビ(東京・千代田)によると、13年春入社の内定率は8月末時点で60・5%。
10~12年の内定率は低迷していたが、海外展開などを担う多様な人材へのニーズの高まりを受け、直近では好転している。
ただ、中国経済の減速などで企業の採用意欲が14年春も続くかどうかは不透明だ。
リクナビの岡崎仁美編集長は
「一定の安定した数を採用する傾向は続いており、激減するとは考えにくい」
との見方を示している。
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グローバル社会の進展。
それにより、産業界も大学も少しずつ動き始めています。
通年採用や秋採用などは、その一部。
日本固有の新卒一括採用という歴史が、大きく変わろうとしています。
かと言って、今すぐに100%なくなる事はないですよね。
ただ、動きがある事は事実です。
通年採用が増えてくれば、それはまさに実力主義の世界により近づく事を意味します。
大学も教育方針を変えねばなりませんし、学生ももちろん意識を変えねばなりません。
まさに今の時代は、大きく変わろうとしている時期なのでしょうね。