アジア展開へ積極採用、13年度本社調査-日立、国内2割減600人に
10月22日 日本経済新聞からの抜粋+一部編集です。
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アジア展開へ積極採用、13年度本社調査―日立、国内2割減600人に
製造業全体の内定者数は、2012年春の採用実績に比べ1・6%減り、3年ぶりの減少になった。
キヤノン、三菱重工業、旭化成グループなどの大手が軒並み採用数を減らしたことが響いた。
研究開発の海外シフトで国内の技術者採用を抑える動きが出ていることが、理工系採用の伸び悩みにつながっている。
日立製作所は大卒内定者数を前年度比20・0%減の600人に減らした。
同社は研究開発拠点の海外シフトを進め、11年にはインドに拠点を新設した。
今後は海外で技術者の採用を強化する方針で、国内採用は過去10年で最も少ない水準にとどまる見込み。
富士フイルムホールディングスも同21・8%減の273人。
「円高傾向や欧州の景気悪化などを考慮し、13年度は内定数を抑えた」(同社)
のが主因だ。
同社の12年4~6月期決算は円高などでデジカメや液晶パネル用フィルムの採算が悪化。
前年同期比で減収減益となるなど業績が下振れしていた。
一方、国内で技術集積のある環境関連では人材獲得意欲が高い。
スズキは環境対応車の開発を進めるため、理工系大卒の内定を2割増やした。
コマツも主力の建設機械の燃費改善などを目指し、理工系の内定数を204人と前年度実績比34人増やした。
10月に発足した新日鉄住金は、旧新日本製鉄と旧住友金属工業の前年度採用の合計とほぼ同水準の内定数を出した。
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グローバル企業においては、国内の採用人数を減らすというのも増えてきました。
海外進出に伴い、現地にて優秀なエンジニアを採用しようというのでしょうね。
とは言え、自分自身のスキルが高ければ、採用される道も開けるというもの。
自分磨きを怠ってはいけませんよね。