東大「秋始業・春卒業」を検討、学長「秋入学へ第一歩」

人事ニュース

 10月24日 日経速報ニュースからの抜粋+一部編集です。

 

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東大「秋始業・春卒業」を検討 学長「秋入学へ第一歩」

 

 

秋入学への全面移行構想を打ち出した東京大は、2014年度の新入生から正規の授業開始は9月で、卒業は3年半後の3月とする新たな学期スケジュールを導入する検討を始めた。

各国の大学と始業時期をそろえられ、春卒業のため就職にも影響しない。

 

学内からは秋入学への全面移行は難しくなったとの声も出ているが、浜田純一学長は

「全面移行への最初のステップ」

と話している。

 

東大は今年4月、秋入学構想の実現方法を議論する検討会議を設置。

同会議が新たな学事暦の案を各学部などの教授会に示した。

意見を集約して今年度中に浜田学長に報告する。

 

新たな案は入学後の4~5月に受験勉強で慣れた受け身姿勢を転換するための「フレッシュプログラム」を実施する。

6~8月の夏休み期間中は夏季講座を開き、海外大学の教員や学生と触れ合う場にする。

こうしたプログラムを使わず、高校卒業から授業開始までの半年間(ギャップターム)を生かした短期留学や長期ボランティアも選択できるようにする。

 

9月に授業を開始した後は3年半で卒業に必要な単位を取り、3月に卒業する。

在学期間は従来通り4年間で学生には新たに経済的な負担が生じず、就職や国家公務員試験の時期を変更する必要もなくなる。

 

浜田学長は5年後をめどに秋入学に全面移行する目標を掲げてきた。

 

しかし学内からは

「ギャップターム中に全新入生が授業を受けられなくなり、学力が低下する」

といった声や、就職との時期のずれを懸念する意見が上がっていた。

 

浜田学長は

「今回の案は全面移行への最初のステップ。

できる部分から実施することが必要だ」

と強調。

グローバル人材を育てるため、全面移行を引き続き目指すとした。

 

ただ、今回の案について

「全面移行を事実上、断念した」

と受け止める教員もいる。

 

浜田学長の任期は15年3月までで、東大のある幹部は

「全面移行の判断は次期学長がするだろう」

と話す。

 

春入学で秋に授業を開始し、3年半で卒業する案は一橋大や東京工業大も検討中。

 

一橋大の山内進学長は

「グローバル人材の育成には現実的な方法だ。

我々も検討を本格化したい」

と話しており、この案が有力な流れになる可能性もある

 

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秋入学の動きが、進んでおります。

まだ確約してはいないようですが、間違いなく教育業界が動いています。

東大が動けば他の大学も動くと思いますが、一橋大や東京工業大も検討しているそうですね。

 

時代の流れは、グローバル水準へと変わってきています。

秋入学が広がるのも、時間の問題かもしれませんよね。

 

 

 

尾登 正幸

ブログ著者:尾登 正幸

埼玉県出身。大学3年生の就職活動期に “人生を楽しむことを手伝える” 仕事での起業を決意。同じ志を持つ仲間と3年後の会社設立を目標として共有し、ノウハウを得るため2006年に人材派遣会社に就職した。2008年12月、仲間と共にRAYERED(株)を設立し、2010年からは代表取締役に就任。ビジョンの共有を核とする人事コンサルティングや、人事適性検査にフィードバックを付けるサービスはリピーターが多い。人事適性検査をフル活用した独自のスキームにより、企業と人のベスト・マッチングを提供している。

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