派遣労働者の6割が正社員を希望

人事ニュース

3月29日 日経速報ニュースからの抜粋です。

 

———-

 

派遣労働者の6割が正社員を希望 厚労省調査

 

 

派遣労働者の6割が今後の働き方として正社員を希望していることが、厚生労働省の調査でわかった。

派遣で働いている理由では、4割近くの人が

「正社員として働きたいが、職が見つからなかった」

と答えた。

不本意ながら派遣で働くしかない人が多い実態が明らかになった。

 

調査は2012年12月から13年1月にかけてインターネットを通じて実施した。

対象は4000人(男性1057人、女性2943人)。

 

派遣で働く理由には、男女で傾向の差があった。

男性の半数が正社員での就職を希望していたがかなわなかったのに対し、女性は35%にとどまった。

女性の場合「好きな勤務地、勤務期間、勤務時間を選べる」が約4割で、最も多かった。

 

過去1年間に派遣で得た収入は200万円以上300万円未満の人が38%で、一番多かった。

昇給は特にない人が63%もいた。

待遇改善の希望では、「賃金や手当を改善してほしい」が65%、「交通費を支給してほしい」が54%だった。

 

———-

 

派遣労働者が正社員への転換を希望している派遣労働者。

一方で、雇用の流動性を目指している企業。

この立場の違いによる主張の食い違いは、すぐには解決しない長い課題になりそうです。

 

 

尾登 正幸

ブログ著者:尾登 正幸

埼玉県出身。大学3年生の就職活動期に “人生を楽しむことを手伝える” 仕事での起業を決意。同じ志を持つ仲間と3年後の会社設立を目標として共有し、ノウハウを得るため2006年に人材派遣会社に就職した。2008年12月、仲間と共にRAYERED(株)を設立し、2010年からは代表取締役に就任。ビジョンの共有を核とする人事コンサルティングや、人事適性検査にフィードバックを付けるサービスはリピーターが多い。人事適性検査をフル活用した独自のスキームにより、企業と人のベスト・マッチングを提供している。

レイヤードブログ一覧へ戻る